エンジンオイルの果たしている5つの役割とは!?
エンジンの中のパーツは、ほどんとが金属部品です。金属同士の摩耗や焼き付きなどを軽減するため、エンジンオイルで潤滑する必要があります。
「シリンダー」と「ピストン」は、完全に密着しているのではなく、わずかな隙間があるのでピストン運動を保持する役割があります。特にエンジンが古い場合、数多くのピストン運動によって、シリンダーやピストンが摩耗していて、この隙間が広い傾向にあります。その場合、頻繁に粘度の多い新しいエンジンオイルに交換したりする事で、密封効果を維持することができます。
エンジン各部は燃焼や摩擦によって、とても高温な状態になっています。エンジンオイルには、これらの高熱を冷却する役割も担っています。
エンジンは燃焼や回転運動によって、様々な汚れ(スラッジ)が発生します。この汚れが溜まると、エンジンの性能を低下させるだけでなく、エンジンの寿命の低下にも影響します。エンジンオイルが黒く汚れていくことは、洗浄作用が正常に行なわれていることの証です。但し、一定期間使用したエンジンオイルは交換が必要です。
エンジン内は燃焼の熱によって、とても高温な状態になっています。そのため、外との温度差などにより水分が発生しやすく、それが「錆」の発生原因にもなっています。この錆はエンジン性能を低下させるだけでなく、エンジンの寿命を短くする原因の一つになっており、そのためエンジンオイルは、これらの錆の発生を予防することも重要な役割の一つとなっています。